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低糖質ダイエットについて

[2017.01.30]

低糖質ダイエットあるいは糖尿病の食事療法としての低糖質食が巷で流行しており、当院の患者さんをなるべく糖質を減らそうと頑張ってる方が多くなってます。
 
低糖質食は、エネルギー源となる3大栄養素の糖質(炭水化物)、タンパク質、脂質のうち、炭水化物の摂取量を抑える食事法ですが、体重減少に加えて、血圧低下や、血糖コントロール改善の効果があるという研究も発表されています。 血圧低下や、血糖コントロールの改善がみられたともいいます。 しかしこれは、6ヵ月間だけの話でその効果は長期的には、脂質制限やカロリー制限による食事と比べて特に優れているということはありませんでした。

逆に一方では、低糖質ダイエットを行うと、炭水化物を減らした分、脂質を摂り過ぎてしまいます。動脈硬化性疾患(心筋梗塞、脳梗塞、腎臓病)が増えます。また、加工肉の食べ過ぎは、心血管疾患、脳卒中、がんなどリスクにもつながる恐れがあります。
長期的な安全性や効果に関するデータはほとんどないことを知っておく必要があります。

振り返って、昭和30年代の日本ではどんぶり飯におかず少々の食事が多かったものですが糖尿病の人は大分少なかったです。 ご飯軽く一杯(150g)は摂ってもらいたいものです。

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