昼寝と糖尿病
[2017.03.20]
昼寝は世界共通の習慣で、睡眠不足や疲労、ストレスによる体調の乱れを改善してホルモンの異常やメタボを引き起こす環境を改善する効果があるといわれてます。 ただ、昼寝の睡眠時間や頻度は国それぞれ、人それぞれでさまざまです。
最近、昼寝と2型糖尿病の発症リスクの関連を検討した研究が発表されました。 アジアや欧州の30万人のデータの解析です。昼寝の時間が1時間以上続くと、糖尿病リスクは45%上昇するというものです。逆に1時間未満の昼寝は30から40分後ごろまではリスクが低下しその後上昇に転じるという結果です。 確かに短時間の睡眠は寿命を延ばすが、長時間の睡眠は逆に短くするとの研究もあり、納得できる様な結果です。
長時間の昼寝は、長時間労働、1日の過大なストレス、昼夜の交代勤務など、さまざまな要因が関係します。睡眠時無呼吸症候群がある可能性もあります。 短時間の昼寝で午後の快適な生活を送れたらいいですね。