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家庭血圧計を使いましょう!(2021.06.01更新)

◎糖尿病患者さんの血圧管理の重要性について

 高血圧は最も多い生活習慣病の一つです。食生活の欧米化や自動車の普及に伴って、次第に肥満や糖尿病、高脂血症など他の生活習慣病を併せ持つ「メタボ型」高血圧が増えています。

 高血圧患者さんは糖尿病を合併しやすく、逆に糖尿病を持っている方には高血圧が多いことも知られています。これはインスリンが効きにくい状態(インスリン抵抗性)が2型糖尿病と高血圧の両者を引き起こすことが原因の一つと考えられています。また、糖尿病の合併症の一つである腎症が出現すると、さらに高血圧が起きやすくなります。

 そのために、糖尿病患者さんはより血圧を低くコントロールすることが重要です。日本高血圧学会のガイドラインでは、病院で測定する血圧130/80㎜Hg未満が目標であり、皆さんがご家庭で測るときは、125/75㎜Hg未満が目標血圧となります。

 75才以上の高齢者の方は、病気の状態に併せて慎重に血圧をコントロールしていくため、目標血圧は先生に確認してみましょう。 

◎家庭血圧計で普段の血圧を知ることの大切さ

 最近、病院で測定した血圧よりも家庭で測定した血圧のほうが心肥大やたんぱく尿などの臓器障害や心血管病との関連が強いことがわかってきました。病院という「特殊な環境」で月に1回測定するよりも、家庭で定期的に測定した値のほうが、より安定した血圧といえるからです。また、病院で測定した血圧は高いのに、家庭血圧は正常な「白衣高血圧」の存在はよく知られていましたが、最近は、病院での血圧は低いのに、家庭での血圧が高い「仮面高血圧」が、将来心血管病を起こしやすい病態として注目されています。

 家庭血圧を測定せずに、病院で測定した血圧だけで判断していると、「仮面高血圧」の人では血圧管理良好と考えて治療に満足してしまいますし、「白衣高血圧」の人では、管理不良と判断して薬剤が増えることになります。

 これらのことから、血圧測定を医師任せにするのではなく、患者さん自身が測定し、医師に報告することで、主治医と2人3脚で治療を進めていくことが大切です。

     

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