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仕事と睡眠

[2017.06.21]

睡眠と仕事

先日NHKの特集でも取り上げられましたが、睡眠はその良し悪しは生活習慣病、がん、認知症などに関係した重要な生活習慣のひとつです。
疫学調査データをまとめたメタ解析研究によれば、5時間以下の睡眠時間の人は7~8時間睡眠の人に比べて2型糖尿病の発症リスクが男性で約2倍に高まることが示されています。
また認知症の原因物質βアミロイドが脳内から排泄されるには最低6.5時間の睡眠が必要と言われてます。それ以下だと蓄積してしまいす。

翻って、日本人の睡眠不足はとても深刻で、男女ともに世界で最も睡眠時間が短い国民として知られています。
日本 人の約3割は睡眠時間が6時間未満で、さまざまな疫学調査でも報告されているように、日本人の睡眠時間は年々減少し続けています。

良質な睡眠とるためには
昼寝をするなら、15時前の20~30分程度にすること。
同じ時刻に毎日起床
朝の起床時刻をきちんと合わせることが近道です。
光の利用で良い睡眠、毎日定時に起床して日照を浴びることは体内時計の安定化作用があります。
規則正しい三度の食事、規則的な運動習慣
睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと
などに気をつけると良いでしょう。

しかし、問題なのは昨今の人手不足の社会情勢をうけ睡眠不足を自覚しながらも、仕事量の増大で睡眠を十分に取れない方が多くなってきてることです。夜勤専門、交代勤務(シフトワーカー)に従事してる人も多いです。このようの方は生活習慣病の発生率も高く、また治療も難しくなります。

ゆとりもって働ける職場環境の充実を切に望むものであります。

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