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生活習慣病でもCOVID-19に負けないために!

[2020.05.14]

 新型コロナウイルスによる感染症COVID-19が蔓延し、わが国でも緊急事態宣言がなされました。このCOVID-19はおよそ80%の人には軽傷~無症状ですが、20%の人は肺炎を起こして重傷化します。そして、心血管病・糖尿病・高血圧・呼吸器疾患・慢性腎臓病・がんなどの生活習慣病のある人が重症化しやすい特徴があります。そう聞くと、生活習慣病のある患者さんは心穏やかではありませんね。それでは、生活習慣病の患者さんがわが身を守るにはどうするべきでしょうか。
 まずは自身が感染しないことが大切です。現在、感染が起きやすい状況が明らかになっており、『3密』と言われています。「密閉」された喚起の悪い場所に、多くの人が「密集」し、手を伸ばせば届く距離で「密接」に会話するような環境です。このような環境に身を置くことは避けましょう。また、COVID-19は「飛沫感染」(くしゃみなどで飛び散る微粒子による感染)と「接触感染」(ウイルスの付いた場所を触れた手で自身の目・鼻・口を触ることで生じる感染)により広まります。後者の接触感染を防ぐにはまず『手洗い』が大切です。外出時には汚染されている可能性のある手で安易に自分の顔を触れないこと、そして帰宅時の手洗いが大切です。また、バランスの良い食事をとり、睡眠不足は感染症のリスクになるため、夜はよく睡眠をとって、普段から感染症に対する抵抗力をつけておきましょう。

 「ステイホーム」が基本ですが、怖がりすぎて家に閉じこもることはいけません。特に病院に行かなくなり、治療を自己中断してしまうことは危険です。治療中断して生活習慣病が悪化したら、COVID-19への抵抗力が弱まります。病院に行くことが怖くても、治療中断せずに、必ずかかりつけ医と相談してください。また、屋外で個人での散歩やジョギングは感染リスクになりません。家の中でできるラジオ体操や動画での運動なども有効でしょう。電話や手紙・SNSなどで他の人とコミュニケーションを保つようにしましょう。引きこもらずに、身体的にも精神的にも活動的にすることが重要です。

 

      COVID-19に負けないコツ
 感染を予防する
●『3密』を避ける
●『手洗い』で接触感染を防ぐ
●バランス良い食事・良眠を心掛ける
 

閉じこもらずに活動的に過ごす
●治療中断しない      ●室内運動をする
●戸外で個人的な散歩をする ●電話・手紙・SNSで他の人と交流する

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