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SGLT2阻害薬

 SGLT2阻害薬は2014年4月に日本で初めて発売されて、その後6製剤が出てます。 その作用は腎臓の尿細管においてSGLT2という尿から糖を吸収させる物質を阻止して尿に糖を排泄させ、血糖を下げたり、脂肪を溶かして体重を減少させる薬です。そのため血糖のみならず、メタボリックシンドロームの改善も期待されます。また尿糖と一緒にナトリウムも排泄され、高血圧、心不全、腎臓病にも効果があることが立証されてきてます。いくつかの大規模臨床試験で心血管死の減少、腎疾患の発症や悪化の予防、心不全の改善という極めて優れた効果が示されました。世界的にその評価が高まり、日本でもその使用量が大きく伸びてきてます。

 ただ内服に際しては、最初の1,2週間は尿量が増えますので水分を多く取る必要があります。性器感染症も少し起こしやすくなりますので清潔にしておきましょう。発熱や下痢、嘔吐があるような日は一時休薬をします。といった注意も必要です。

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