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中等量のアルコールを嗜むというのが正解です。

[2019.11.16]

 アルコールを飲酒しますとアルコール代謝に伴う補酵素の上昇(NADH/NAD比)や成長ホルモンの仰制により肝臓が糖を作る作業を抑制されます。また糖質摂取不足や肝グリコーゲン貯蔵不足(エタノール代謝の過程で肝グリコーゲンが消費される)がおこります。このような理由で中等量のアルコール摂取は食後、翌朝の空腹時血糖の両方において血糖値を改善させる可能性があります。糖尿病患者さんにおいても中等度のアルコール摂取は死亡率を低下させるとか、アルコール摂取量と血糖コントロール状態はJ字様カーブを示て中等度のアルコール摂取者において血糖コントロール状態が最も良いとされている。

 では中等量のアルコールとはどの位の量でしょうか。エタノールで20gに相当します。日本酒なら1合、ビールなら中瓶1本、焼酎100ml、ワイン1カップ、ウイスキーダブル1杯です。

 SU薬(マリールとかオイグルコン)内服中の方、インスリンを打っている方では少量のアルコール摂取でも食後から翌朝の空腹時低血糖を起こす可能性があります。これらの方は十分に注意しましょう。

 

 しかしこれらは、アルコールを飲んだ直後から翌朝にかけての効果であり、糖尿病に良いとは決して断定できないものです。むしろ慢性的に飲酒をしていると膵臓障害を起しインスリン分泌能を低下させ、糖尿病を悪化させます。更にアルコールは1gあたり7.1キロカロリーのエネルギーがあり、アルコール飲料には糖質を多く含むものもあります。やはり飲酒は肥満に関係します。少なくとも50~60g以上のアルコールは、血糖コントロールを確実に悪化させます。

 中等量のアルコールを嗜むというのが正解です。

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