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歯周病と糖尿病の不思議な関係

[2017.02.10]

歯周病は糖尿病の第6の合併症と言われてます。腎臓、網膜、抹消神経障害、動脈硬化、認知症に続く合併症です。 従って、歯周病を進行させないためにも血糖をコントロールする必要があるのです。 また逆に、歯周病に罹っていると糖尿病が発症、進行しやすいということは注目に値します。
 
糖尿病の発症率が高いピマインディアンを対象にした研究では、HbA1c9.0%以下の住民の歯周病罹患を調べた研究によると、重度の歯周病歯を患っている人はそうでない人に比較して2年後に血糖コントロールが悪化してる割合が3.2倍であったと報告してます。
 
歯周病は歯周病原細菌による感染症であり、感染による炎症性物質がインスリンの効きを悪くする(インスリン抵抗性)と言われてます。本邦での研究でですが、歯周病治療によって炎症反応が減少した糖尿病患者では、治療後6カ月にはHbA1cが約0.4%と顕著な減少が観察されました。
 
糖尿病患者さんは積極的に歯周病の検査、治療に取り組むべきです、また治療後のメインテナンスが血糖コントロール改善の維持に重要である、ということになります。
 
難しいことを書いてしまいましたが、かかりつけ歯科医師をもって定期的に長期にわたって検査、管理をしてもらうのが一番ですね。

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